猫が鳴く
5/27、チャットにて



※動物耳はいやらしいとの話題より

すから:
-猫が鳴く-

にゃあと猫が鳴いた。
甘え方を知らないリナがようやく編み出した、オレへの甘え方、らしい。
凶悪な。

振り返るとそこには目を潤ませたリナが、言葉を。
いや、おそらくはオレが動くのを待っている。

「えさちょーだいにゃあ」
「えさって言われても、なあ?」

わざとはぐらかすオレ。
それを分かりながら彼女はつい、っとオレに四足で近づいて来た。


Kai: どきどき

すから: ぱふっとオレの膝に、頭を乗せて。
顔は見えないがきっとまだ真っ赤にしているのだろう。
「可愛い猫だな」と言うと「にゃあ」と鳴いた。

「我侭だけどな」
「にゃあ」

この時ばっかりは彼女は、怒らない。
我慢をしているわけではない。甘えているのだ。

「猫さん?」
「にゃー」

すから: スリスリと顔を寄せる猫を、くしゃくしゃと撫でながら


Kai: 風景はほのぼのなのに、なにこのそこはかとないやらしさ・・・!!

すから: 期待通り、―――オレはわんと吠えた。

Kai: わんこだった

すから: にゃあ。と鳴いた猫が、にへっと笑った。
食らいついた喉元から聞えた声は弱弱しかったけど。


すから: 続かない。

Kai: Σ つづか・・・ない・・・!?

すから: え・・・続く、べきなの・・・?

Kai: なま・・・ごろし・・・

すから: ・・・だって即興、だし
僕文章屋じゃない、です、よ
こおいうのはぶるさんが・・・


Kai: しくしくしく・・・わんことにゃんこ・・・

すから: 静かにツボってんじゃねーよ(笑)

すから:
「わん」 

まだ慣れない俺の甘え方。

「がおー、じゃなくて?」 
勝気な笑みで俺の腕に絡みつく猫。
くすくすと笑いあいながら、日が落ちるのを二人で見ていた。
リナの甘え方、オレをとっておきに甘やかす不思議な魔法入り。
普段見れないオレの姿が好きなのだという。

指を絡ませれば「にゃあ」と鳴き「わん」と答え。
髪を手に絡ませては「わん」と鳴き「にゃあ」と答えた。

唇を触れ合わせた時には、流石に鳴かなかったが

きっとオレ達の心は 「好きだ」と鳴いていた。




2010/05/27 17:59:20~2010/05/27 18:14:58ログ
1行づつガンガン喋ってったらまとまってしまった
恐ろしい事に、15分の会話の集約である
ガウリナの危険さを思い知った

絵は深く気にしないように ジョークです。
チャットの話題でそおいう本があってトレスしたらこうなっちゃった
な、怖いだろガウリナって

まんじゅうこわい



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