エルメキアは、つまらない国だ
荒れた大地、歴史だけの汚れた椅子、他所へ逃げる民
誇り高き聖槍騎士団とやらにもオレが欲しい答えは無かった

「何の為に強くなる？」と問われた
何を守る為の剣なのだろう
オレの命を守る為に？

もしも何かととオレを天秤にかけるならば
オレが死ななければそれがどうにかなるなら
呆気なく、この剣を胸に突き刺すのだろう

ばあちゃんなら、知っていたのかもしれない
生きていればの話だが

答えはまだ、見つからない